退職願

2006年2月28日
うちの会社にリベラル女がいる。
何からなにまで、いわゆるリベラルだ。
劇団ひとりならぬ、労働組合ひとりだ。
この子が、退職したいというメールがきた。

僕はリベラルを嫌いとも敵とも思わない。
むしろ好意的である。

護憲
男女平等
格差反対
競争社会反対
反米
大資本は悪の根源
資本家により搾取反対
宗教嫌い
プロレタリアート革命推進
スローフード運動
靖国参拝反対
南京虐殺はあった

これらに賛成か、もしくは好意的に見てるし、
辻本も田島センセも好きだし
志位さんも穀田さんも好きだ

しかし、この子だけは、愛せなかった。
この子の論理はこうだ。

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私は労働者である。
雇われの身である。

会社が儲かろうが、儲かろまいが、私には関係がない。
だから、権利相応の報酬をもらいたい。

さらに、会社が儲かるか、どうかは会社のマネージメント力に
かかっている。
だから、私が、できるかどうかは、私の責任でなく、会社の責任である。
よって、私は、結果のいかんに関わらず、報酬をもらいたい。

私には、休む権利がある。
まだ働いて半年に満たないので、有給はなくとも、
文句を言われる理由はない。

指示されていないこと以外で文句を言われたくない。
これは契約違反だ。
なぜ、飲み会にいかないといけないのか。
なぜ、就業前に余裕をもって会社に来ないといけないのか。
なぜ、仕事を手伝ってくれた上司にお礼を言わないといけないのか。
なぜ、休憩時間になったら、すぐにひとりで外に飛び出したら悪いのか。
なぜ、いつも定時に帰ったらだめなのか?
なぜ、家で勉強しないといけないのか。
なぜ、掃除やゴミ出しをしないといけないのか。

会社が儲かろうが、損をしようが関係ない。
私はもらうものをもらって、
自分の仕事だけを、時間内だけ、やろうとする振りをして、
できなくても、帰りたい時間に帰り、
辞めたくなったので、辞めます。
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彼女は、この論理を通した。
ゴミ出しもしたことないし、好きなときに休んだし、
平気で遅刻もよくした。
しかし、彼女は、うちの社員の多数派になることができなかったので、居場所がなくなり、辞めたくなった。

僕は、自分のリベラルを恥じる様になった。
彼女は、法律をなにひとつ、破っていない。
確かに、遅刻する点などは、業務命令違反が問えるかも知れない。
しかし、彼女は、一応、言い訳を用意している。
太刀打ちできない。

僕は、彼女に、ホリエモンを見た。
彼女は、競争や格差社会、資本主義が嫌いなので、
アンチホリエモンだ。
僕のアンチホリエモン話は喜んで聞いていた。

しかし、彼女は、ホリエモンだ。
法さえ守ればいい。
信用なんて、要らない。
最低限のことさえすればいい。
他人を大事にしない。

実際は、彼女は、まじめな社員から、搾取しているのだ。
働かない者は、働く者から搾取して、生きているのだ。

これのどこが弱者か?
弱者は、すぐに爆発をさせようとする。
彼女の様なのは、すぐ爆発させようとする。
それを匂わす。
脅すわけだ。
ブラフだ。

弱者の恫喝である。
北朝鮮である。

これらの恫喝が、他人のためであれば、まだ同情の余地もあるが、ほとんど場合、自分のためだ。
金正日が、人民のためにやっているとは思えない。
人民のためにやっているなら、許すよ。

少なかれ、こういう人間が、この世にいる。
家族にいたら大変だ。
こいつは、教育のせいだといって、家のお金を貪る。
会社にいたら大変だ。
こいつは、搾取だといって、会社のお金を貪る。
社会にいたら大変だ。
こいつは、権利だといって、社会のお金を貪る。
世界にいたら大変だ。
こいつは、核をもつぞといって、世界のお金を貪る。

資本家が、搾取する場合、まだ、目に見えるからいい。
強者なので、攻撃しやすい。
しかし、こいつらの搾取は、目に見えにくい。
弱者なので、攻撃もできない。

こんな人間を、リベラルは、輩出し続けているのか。
リベラルが、利用されているのか。
どちらなのかはわからない。

女の敵は、女である。
男女平等を阻もうとしているのは、平等になったら困る女だ。
リベラルの敵は、リベラルだ。
弱者をなくすことを阻もうとしているのは、弱者でなくなったら困る弱者だ。

権利だけを持った弱者ほど、強い者はない。
僕は、リベラルを封印し、転向を検討に入った。
これが、今、社会の正論になりつつある。

リベラルな方々は、危機感を持たれた方がいい。
よほど、小泉より竹中よりも、こいつらが社会を滅ぼすだろう。

こいつらが、蔓延ると、

愛国
格差社会
親米
軍拡
保守
王政復古
資本家のための政治
自由な行動の制限

国を滅ぼさないために、これらのこと正当化されるのだから。

しかし、僕は、この子をどうすることもできなかった。
正直、この子に力を注ぐことを、辞めた。
時間の無駄だからだ。
なら、他の子を探した方がよかったからだ。

ほら、正社員なんか要らないと思う。
経営者の論理が通ってるでしょ。
こんな連中は、派遣や契約社員でいいでしょ。
こんな子を誰が社員にして、ともに頑張ろうと思う?

興奮している様なので、乱文乱筆をお許し願いたい。
反論欲しい。
僕は、どうしたらよかった?
何か間違っているか?

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