2004年5月

2004年。
いつの間にか、21世紀に慣れた。
19××というのが、いまや古い。
旧時代に見える。

19××は、何か押し迫るものがあった。
社会全体にあった。
2004年はなにも意識しない。

19××は、毎年、なんらかしかの意識があった。
1996年ぐらいからだろうか。
あの時は、誰だ、あの預言者。。。
そう、ノストラダムスの大予言があって、
しかもオームがあり、なんか社会がどんより黒かった。
ノストラダムスは、毎年、何かが起こると言っていて、
下らないとおもっていたけど、いや、あれはあれで面白かった。
来るべき1999年に向けて、そして21世紀に向けて、
なにやら浮き足立っていた。
バブルの崩壊も学生の僕には楽しかった。
僕が学生だったことも、それに拍車を掛けていたのだろう。

2004年。
なんだ？
なんの方向性も感じられない。

5月。
年末は面白い。
これも世紀末と同じで浮き足立ってくる。
5月って。
GWの後。
なんの目標もない。

たしかに会社は色んな計画を明確化しだすけれど、所詮、絵に描いた餅。
どうなることやら。

だらだらとした日が続く。
違う商売がしたい。
なんかないかな。

こういう苛立ちが、エネルギーになるのだろう。
イライラしよう。

2004年5月。
あまりにも何もなく、苛立ちが募る。

違う！
僕には、今、プライベートで大事ななすべきことがあったんだ。
会社にいると、安全地帯なので、まして、今日は彼女に会うので、
危機感がまったくない。

外、もう、6時半なのに明るいね。