知りたくなかった真相（その2）

りか（23）の過去。

僕は彼女の日記をみたわけだが、そこに書かれていた以上の吐露が彼女からもたらされた。
結局、日記に書いてあったのは、彼女の苦しみだった。
それは、当然、僕に向けてものが多かったが、それだけではなかった。

けれど、僕は怖いのであまり読まなかった。
読みたくなかった。

それで僕は彼女に聞いた。

すると彼女の苦しみは、僕に何かを隠していることであった。
そして、様々な吐露があったわけだが。
ショッキングなやついくつか。

1つ目は、
過去、あまり良い子でなかったこと

過去に新地のクラブで働いていたこと
薬をしたこともあるし、レイプもされたと。
高校生の時から働いていて、この会社に勤めるまで続いていたそうだ。

薬を飲まされて、奈良の方につれていかれ、20人に輪姦されたと。
その時、友達もいて、同じようにされたと。
それが6時間もされたと。
私は性病だと言ったと。
そしたらコンドームを男が買いに行ったと。
次々に男が増えてきたと。
そのことは高校生の時の友達は知っていると。
薬は、クラブ（音楽の方）で覚えたと。

僕は、クラブで働いていたぐらいではまったく動じない。
薬もまあ、詳しくわからないが、聞く範囲だと、受けいれられる。

しかし、レイプはきつい。
僕は女の子をゴミのように思ったことがある。
若い頃、ミナミやテレクラには、レイプしてくださいといわんばかりの女の子がいた。
こいつらは生意気だ。
いつかこんなことしていることを後悔するとは思えなかった。

そして、僕が付き合っていた女の子が、だんだんこういう風になっていって、最後には僕は捨てられたという経験がある。
4年付き合ったとおもう。

実は、これが最大の僕の女の子に対する負の面の元になるのだろう。
浮気を何度もされた。
現場を押さえたこともあった。
これは映像として脳に残っている。
鮮明だ。

知らない裸の男が、僕の好きな子を裸にして、上に乗っていた。
好きな子は、声を上げて、喜んでいた。
汚されていた。
ココロもカラダも。

僕は心を鬼にしていった。
ゴミのような女を、ゴミのように扱った。

それが、りか（23）だったのだ。
僕は、いつかあえる大事な人のために頑張って欲しかった。

映像が浮かぶ。
りか（23）が車から降ろされて、殴られている。

想像したくない！！！
昨日は完全には寝れなかった。
すぐに頭に浮かんできてしまった。

けど、保険はきいている。