僕の妻のこと
2003年12月17日僕の妻、直子は、僕と同い年だ。
僕たちの出会いは、高校生の時だった。
僕の高校の文化祭。
直子は、自分の友達の律子が彼氏のバンドの演奏を見るためについてきた。
その彼氏の田中は、僕の隣の席の仲のいい友人。
僕たちはよく互いの恋愛の話をしたが、比較的、田中は自分のことを話さなかった。
でも、彼女の律子のことが好きなこと。
でも悩みがあることも知っていた。
僕は彼とは別のバンドだった。
そして僕たちの演奏が終わったあと、花束をもった律子を見つけた。
彼女も僕を見つけたらしく、田中がどこにいるのか尋ねてきた。
その時、となりに居たのが直子だった。
そして、僕は、それから1年後、直子と付き合うことになる。
しかし、僕は遊びだった。
彼女が処女だと知っていた。
それに関心があった。
それだけとは言わないが。
しかし、付き合った後に、田中が律子と別れる。
実は、彼は直子が好きだったのだ。
僕は知らなかった。
彼の悩みはこれだったのだ。
僕は、律子と田中が付き合っているから、直子と付き合った。
田中はそれに苦しんだ。
知らなかった。
僕は田中が好きだった。
それなら、僕は、別れようと思った。
でも、直子は、僕のことが好きになってしまっている。
けれど、僕は心を鬼にして、別れ話をした。
彼女が泣いたことや、その場所を今でも覚えている。
難波の今でもある喫茶店でである。
僕はその時、初めて直子のことが好きになった気がした。
だけど、田中は僕を相変わらず避けた。
そして田中と直子は間もなく付き合った。
僕は、それから色んなことを経験する。
そして京子とも出会い、就職する。
そして僕のココロは荒れていた。
そんな時、直子と再会する。
5年ぶりだったのだろうか。
彼女は、そのとき田中と付き合っていたし、噂では結婚の話もでているときいていた。
後でわかることだが、彼女もその時、荒れていた。
僕たちは、電話番号の交換をする。
彼女はどんな気持ちでそうしたのかは、いまだに知らない。
けれど、僕に下心はまったくなかった。
しかし、何度か電話で話すと、田中とうまくいっていないということがわかってきた。
遠距離恋愛だということ。
田中が浮気していること。
でも、僕は京子が好きだったから、誰かと付き合うということが考えれなかった。
SEXするのは別だけど。
僕は何かのときに、直子を襲ったことがある。
拒絶された。
当たり前だ。
僕は京子と別れていないと言っていたし。
再開して、数ヶ月、直子は田中と別れる決心をする。
田中は好きな人がいて、さらに直子への愛情もないと言ったそうだ。
僕は「それは酷い。別れたらいいねん」
と言った覚えがある。
男は、自分以外の男に厳しい。
自分のことを完全に棚上げする才能を持っている。
まったくなんの躊躇なく棚上げできる。
そして、僕は、カナダに渡る。
僕は京子や様々な適当な関係から逃れたくて、カナダへ行った。
荒んだ気持ちをどうにかしたかった。
京子には連絡先を伝えたが、あと直子にも伝えた。
特に意味はない。
彼女がカナダに来たがったから。
夏に直子は律子とバンクーバーにやってきた。
基本的にはホテルに泊まったが、僕の住んでいたところも広かったので、泊まりにも来た。
1週間ぐらいいただろうか。
僕は人恋しさから、最後の晩、直子を襲った。
彼女は抵抗しなかった。
その時、僕は、少し直子を好きになったのだと思う。
でも、京子への思いは変わらずあった。
それから直子は、僕とメールするようになった。
僕はそのやりとりで、いろんな思いをぶつけた。
人間の不寛容さと傲慢さとかに怒りを書いたと思う。
彼女はそれをまともに読んでなかったのだけど。
僕は少しそれで癒された。
そして、彼女は冬にも来た。
僕は実は京子に来て欲しいと、航空チケットを送った。
京子は来なかった。
だから、京子が嫌いな直子を受け入れた。
直子は、僕が「付き合う」という言葉を吐かないので、イライラしていた。
来る前も電話でケンカしたりした。
僕には京子がいる。
だから付き合っているとはとても言えない。
僕は彼女と毎日ベッドで抱き合った。
来る日も来る日も。。。。
僕も彼女も寂しかったのだ。
大晦日の晩、電話が鳴った。
京子だった。
僕は隠しもせず直子の前でに電話をとった。
「おめでとう」
「おめでとう」
「元気?」
「元気、京子は?」
「元気。」
そんな淡々とした会話だけで終わった。
そして、直子は日本に帰っていった。
その1ヵ月後、直子の妊娠の知らせを聞く。
彼女はおろすから、心配しないでと言った。
僕は京子の妊娠を、僕と京子とを繋ぐより所にしていた。
なのに、僕は別の女とを繋ぐより所を新たに作ってしまった。
その後、僕は日本に帰り、京子の反応を見るが、何も変わらないことを知り、別れを決意する。
そして、もう1つのより所があり、しかも京子とも接点のある、直子と結婚することも決意する。
その決意から1年後に結婚、そして4年が経とうとしている。
直子は、僕の姉みたいな存在である。
僕は浪人も経験しているので、短大出の彼女は僕よりはるかに長く働いている。
だから社会での振舞いは、いまだに教えを請うことがある。
まっすぐな性格で、いつも筋を通す。
ただ感情的になる側面もある。
イライラしたり、感情が高まることがある。
僕ならそれが落ち着くらしい。
が、それはぶつけて治まっているだけかも知れない。
頭もいい。
会社を経営するまで、収入は僕より遥かに多かった。
うちの社員の倍はもらっている。
掃除はする。
料理はほとんどできないし、しない。
お金の管理は苦手。
無駄遣いは大好きだが、制御はできる。
友達は多いが、だいたい聞き役。
親は大事にする。(特に自分の親)
旦那を人前ではたてる。(実家がそうだから)
洗濯はぜったい共同作業。
SEXは淡白。
浮気は多分しない方。
僕を疑うことはしない。(携帯もカバンも財布も見られたことがない)
趣味は買い物と寝ることと仕事。
僕は直子を尊敬している。
かわいいところもあるが、それは僕が教えた。
自制心が強すぎて、自分を壊すことができない。
だから、SEXで荒れることがない。
前は、甘えることさえできない女だった。
役者じゃないし、倒錯もしない。
二人で乱れることも、落ちていくこともない。
でも本当はかわいいのかも知れない。
僕は引き出せていないだけかも知れない。
しかし30を越えて僕が開発するのは厳しい。
どこかの男に開発されて欲しい。
だから、僕は浮気をして欲しい。
ただ、それを僕にみせるかどうかは別問題だな。
木曜日に帰ってくる。
僕が話しがあると言ったから。
彼女は何かと聞いてはこない。
どうすべきか?
りか(23)は言わないで欲しいと。
僕はどうしたい?
「気持ちのいいSEXがしたい」
いつもの回答だ。
誰と?
「りか(28)。。。。。。」
「直子としたいとは思わない」
妊娠のことよりも、このことを話すべきだろうか。
僕はあなたとSEXがしたくなくて、他の人としたいのです、と。
直子は傷つく。
かわいそうだ。
しかも誰も喜ばない。
でも同じことを続けることはもっと傷つけるのだろう。
僕は受けた恩は必ず返したい
受けた屈辱も必ず返したい
直子に恩こそあれ、なんの屈辱も与えられていない。
確かに結婚した1年目、離婚するとか、でていけとか、酷いことをたくさん言われたが。
僕は収入が少なかったし、仕事をやめるとか言っていたから。
僕はそれで彼女に暴力を振るったことが何度かある。
彼女は許してくれた。
泣きながらキッチンで彼女に挿入しながら謝った。
彼女は抱きしめてくれた。
僕は彼女の赤ん坊だった。
本当は、こう思ってた。
「助けて。京子。」
どうしたらいいのか、僕にはまったくわからない。
何かしたい気もない。
力が抜けている。
破壊なんてできない。
革命なんてできない。
「破壊なくして革命なし」
と橋本真也が言っていたな。。。。
僕たちの出会いは、高校生の時だった。
僕の高校の文化祭。
直子は、自分の友達の律子が彼氏のバンドの演奏を見るためについてきた。
その彼氏の田中は、僕の隣の席の仲のいい友人。
僕たちはよく互いの恋愛の話をしたが、比較的、田中は自分のことを話さなかった。
でも、彼女の律子のことが好きなこと。
でも悩みがあることも知っていた。
僕は彼とは別のバンドだった。
そして僕たちの演奏が終わったあと、花束をもった律子を見つけた。
彼女も僕を見つけたらしく、田中がどこにいるのか尋ねてきた。
その時、となりに居たのが直子だった。
そして、僕は、それから1年後、直子と付き合うことになる。
しかし、僕は遊びだった。
彼女が処女だと知っていた。
それに関心があった。
それだけとは言わないが。
しかし、付き合った後に、田中が律子と別れる。
実は、彼は直子が好きだったのだ。
僕は知らなかった。
彼の悩みはこれだったのだ。
僕は、律子と田中が付き合っているから、直子と付き合った。
田中はそれに苦しんだ。
知らなかった。
僕は田中が好きだった。
それなら、僕は、別れようと思った。
でも、直子は、僕のことが好きになってしまっている。
けれど、僕は心を鬼にして、別れ話をした。
彼女が泣いたことや、その場所を今でも覚えている。
難波の今でもある喫茶店でである。
僕はその時、初めて直子のことが好きになった気がした。
だけど、田中は僕を相変わらず避けた。
そして田中と直子は間もなく付き合った。
僕は、それから色んなことを経験する。
そして京子とも出会い、就職する。
そして僕のココロは荒れていた。
そんな時、直子と再会する。
5年ぶりだったのだろうか。
彼女は、そのとき田中と付き合っていたし、噂では結婚の話もでているときいていた。
後でわかることだが、彼女もその時、荒れていた。
僕たちは、電話番号の交換をする。
彼女はどんな気持ちでそうしたのかは、いまだに知らない。
けれど、僕に下心はまったくなかった。
しかし、何度か電話で話すと、田中とうまくいっていないということがわかってきた。
遠距離恋愛だということ。
田中が浮気していること。
でも、僕は京子が好きだったから、誰かと付き合うということが考えれなかった。
SEXするのは別だけど。
僕は何かのときに、直子を襲ったことがある。
拒絶された。
当たり前だ。
僕は京子と別れていないと言っていたし。
再開して、数ヶ月、直子は田中と別れる決心をする。
田中は好きな人がいて、さらに直子への愛情もないと言ったそうだ。
僕は「それは酷い。別れたらいいねん」
と言った覚えがある。
男は、自分以外の男に厳しい。
自分のことを完全に棚上げする才能を持っている。
まったくなんの躊躇なく棚上げできる。
そして、僕は、カナダに渡る。
僕は京子や様々な適当な関係から逃れたくて、カナダへ行った。
荒んだ気持ちをどうにかしたかった。
京子には連絡先を伝えたが、あと直子にも伝えた。
特に意味はない。
彼女がカナダに来たがったから。
夏に直子は律子とバンクーバーにやってきた。
基本的にはホテルに泊まったが、僕の住んでいたところも広かったので、泊まりにも来た。
1週間ぐらいいただろうか。
僕は人恋しさから、最後の晩、直子を襲った。
彼女は抵抗しなかった。
その時、僕は、少し直子を好きになったのだと思う。
でも、京子への思いは変わらずあった。
それから直子は、僕とメールするようになった。
僕はそのやりとりで、いろんな思いをぶつけた。
人間の不寛容さと傲慢さとかに怒りを書いたと思う。
彼女はそれをまともに読んでなかったのだけど。
僕は少しそれで癒された。
そして、彼女は冬にも来た。
僕は実は京子に来て欲しいと、航空チケットを送った。
京子は来なかった。
だから、京子が嫌いな直子を受け入れた。
直子は、僕が「付き合う」という言葉を吐かないので、イライラしていた。
来る前も電話でケンカしたりした。
僕には京子がいる。
だから付き合っているとはとても言えない。
僕は彼女と毎日ベッドで抱き合った。
来る日も来る日も。。。。
僕も彼女も寂しかったのだ。
大晦日の晩、電話が鳴った。
京子だった。
僕は隠しもせず直子の前でに電話をとった。
「おめでとう」
「おめでとう」
「元気?」
「元気、京子は?」
「元気。」
そんな淡々とした会話だけで終わった。
そして、直子は日本に帰っていった。
その1ヵ月後、直子の妊娠の知らせを聞く。
彼女はおろすから、心配しないでと言った。
僕は京子の妊娠を、僕と京子とを繋ぐより所にしていた。
なのに、僕は別の女とを繋ぐより所を新たに作ってしまった。
その後、僕は日本に帰り、京子の反応を見るが、何も変わらないことを知り、別れを決意する。
そして、もう1つのより所があり、しかも京子とも接点のある、直子と結婚することも決意する。
その決意から1年後に結婚、そして4年が経とうとしている。
直子は、僕の姉みたいな存在である。
僕は浪人も経験しているので、短大出の彼女は僕よりはるかに長く働いている。
だから社会での振舞いは、いまだに教えを請うことがある。
まっすぐな性格で、いつも筋を通す。
ただ感情的になる側面もある。
イライラしたり、感情が高まることがある。
僕ならそれが落ち着くらしい。
が、それはぶつけて治まっているだけかも知れない。
頭もいい。
会社を経営するまで、収入は僕より遥かに多かった。
うちの社員の倍はもらっている。
掃除はする。
料理はほとんどできないし、しない。
お金の管理は苦手。
無駄遣いは大好きだが、制御はできる。
友達は多いが、だいたい聞き役。
親は大事にする。(特に自分の親)
旦那を人前ではたてる。(実家がそうだから)
洗濯はぜったい共同作業。
SEXは淡白。
浮気は多分しない方。
僕を疑うことはしない。(携帯もカバンも財布も見られたことがない)
趣味は買い物と寝ることと仕事。
僕は直子を尊敬している。
かわいいところもあるが、それは僕が教えた。
自制心が強すぎて、自分を壊すことができない。
だから、SEXで荒れることがない。
前は、甘えることさえできない女だった。
役者じゃないし、倒錯もしない。
二人で乱れることも、落ちていくこともない。
でも本当はかわいいのかも知れない。
僕は引き出せていないだけかも知れない。
しかし30を越えて僕が開発するのは厳しい。
どこかの男に開発されて欲しい。
だから、僕は浮気をして欲しい。
ただ、それを僕にみせるかどうかは別問題だな。
木曜日に帰ってくる。
僕が話しがあると言ったから。
彼女は何かと聞いてはこない。
どうすべきか?
りか(23)は言わないで欲しいと。
僕はどうしたい?
「気持ちのいいSEXがしたい」
いつもの回答だ。
誰と?
「りか(28)。。。。。。」
「直子としたいとは思わない」
妊娠のことよりも、このことを話すべきだろうか。
僕はあなたとSEXがしたくなくて、他の人としたいのです、と。
直子は傷つく。
かわいそうだ。
しかも誰も喜ばない。
でも同じことを続けることはもっと傷つけるのだろう。
僕は受けた恩は必ず返したい
受けた屈辱も必ず返したい
直子に恩こそあれ、なんの屈辱も与えられていない。
確かに結婚した1年目、離婚するとか、でていけとか、酷いことをたくさん言われたが。
僕は収入が少なかったし、仕事をやめるとか言っていたから。
僕はそれで彼女に暴力を振るったことが何度かある。
彼女は許してくれた。
泣きながらキッチンで彼女に挿入しながら謝った。
彼女は抱きしめてくれた。
僕は彼女の赤ん坊だった。
本当は、こう思ってた。
「助けて。京子。」
どうしたらいいのか、僕にはまったくわからない。
何かしたい気もない。
力が抜けている。
破壊なんてできない。
革命なんてできない。
「破壊なくして革命なし」
と橋本真也が言っていたな。。。。
コメント