更新が最近悪いので話が古くなる。

さて、パート2ということで、女の子を連れ込んだことがばれたわけだが、まずは、りか(23)の浮気を見つけた話しの途中から。

心斎橋の東急ハンズの横まで追いかけた。
するとりか(23)は、今時の男と相変わらず手を繋いで、東急ハンズに入っていった。

僕はつけていったが、途中で馬鹿らしくなってきた。
(やっぱり女は怖い。たしかに僕は付き合うという宣言はしなかったし、僕は本気というわけではなかったし。もういいわ。バイバイ)

で、待たしていた女の子のところに戻っても、それも馬鹿らしくなって別れた。
その女の子とも二度と会うことはなかった。

一応、りか(23)に電話してみた。
何度か電話したがでない。
ようやくでた。
「今、何してる?」
「えっ、家にいてますよ。」
「ふ〜ん。あっそう。夕方なにしてた?」
「ずっと家にいましたよ」
「あっそう」
「じゃあね」

でも、りか(23)にその日の夜中、電話した。
真実が知りたかった。
「あんな、俺なみてん。お前と男が手を繋いで歩いてるの」
「うそっ!」
「お前、ずっと僕のこと好きいうてたのに、お前のずっとは3日ぐらいしかもたんな」
「そんなことないもん」
「じゃあ、なんでそんなことするの?」
「手を繋いだだけやん」
「誰と?」
「友達」
「君は友達と手を繋ぐの?」
「そういう雰囲気やってん」
「心斎橋の夕方が、そんな気分にさせるんか?」
「あれは誰?」
「友達」
「その前後にSEXしたやろ」
「してない」
「手を繋ぐ関係でSEXしてないわけないわ。それともこれから盛り上がっていく関係か?」
「違う」
「ほんだらなんや?」
「元彼」
「やっぱり繋がってる関係やんけ。まあ、いいよ。残念やけど、もういいよ。」
「いやや」
「いやや、いうても、しゃあないやんか」
(こんなこと昔にも他の女に言ったことがある。僕はことごとく女運が悪い。でも、僕も自分のことを棚に上げてよういうてるな。)
「何にもしてないから、許して欲しい」
「ほんだら、今から、きてみいや」
「いく」
(おっ、ほんまに来る気や。夜中やのに)
「ほんだら待ってるわ」

1時間後、りか(23)は原付できた。
そして、いい加減な気持ちで僕は彼女を許し、いい加減な関係を続ける決意をした。

でも、それから彼女は健気に僕についてきた。
僕が他の女の話をしようが、そして性病の事件がおきても許してきてくれる。
彼女もいい加減な付き合いなのかと思うが、そんな感じもない。
僕は、彼女に一番自分を晒しだしている。

実は、前にも他の女を家に連れ込んだ形跡を発見され、許してもらった。
僕は彼女がくるときは、確かに気が緩んでる。
妻のときのそれとは念のいれようがまったく違う。

で、今回も見つかったわけである。
「SEXはしてないし、その女とも別れる」
(ほんまりか(28)とは別れようかな。ちょっと疲れた。もう3年目だし。)
「もう信じられへん」
「そんなこというても、僕らは3年契約やろ」
僕達は付き合うことに契約を結んでる。どんなことがあっても3年付き合うと。
僕は相手が承諾すれば、最近、そうする。
「SEXせえへん。病気うつされたいややもん」
「いいよ。別に」
(いいことないな)
「なんでそんなんするの?」
「病気や」
「なんで!?」

「あんな・・・・」

「何?」

「あんなお願いがあるねん・・・」

「何?」

「京子に会って欲しいねん」

「えっ!」

「京子に会って欲しい。僕が会ってもいいけど、あいつが逃げたら、もっと深みにはまる」

「それって、いつも寝るときに、言いかけてたやつやってんや。ふざけてたんと違うんや」

「僕は病気や。誰の言葉も信じられない。心変わりすることをいつも考えて行動してしまう」

「わかった。京子って昔に付き合って人やろ。そうする」

「ほんまに?」

「ほんま」

「頑張るわ。そういうてくれる、お前の心は信じられる。」

「当たり前やんか。信じていうてるやん」

「東急ハンズで手繋いでた癖にな」
「ほんでSEXしたん」
「してない」
「うそや。社長が連れ込んでせえへんわけない」
「してないで。してないから勘弁して」
「まあ、いいわ。もう絶対いややで。でも絶対SEXしたわ」

そうして、2人は何もせずに、手だけつないでねた。
2時間だけ。

もうここまでくると完全に喜劇だ。
でも、本当にもう京子とけりをつけたい。


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