金曜日は、そう今も、りか(28)と一緒にいる。
今週は週に4日も会うことになる。
こんなに頻繁に会うのは初めて。
明日も晩まで一緒にいる。

何をしたかは、今日は詳しく書かない。
これまで僕の日誌を読んで下さっている賢明なる紳士淑女の方々には、容易に想像がかも知れない。
そう、最悪の場所で、またSEXをしたのだ。

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「どこへ向かおうとしているの?」
「何を求めているの?」

 僕をひとりにしないで
 ひとりはいや

目の前にある恐怖から逃げてきた。

結婚式でよくある話し。
「みなさん、両手を合せて下さい。
その時、中指だけは、第2関節まで折り曲げて、合せて下さい。
後の指はすべて指先まで合せて下さいね。
では、人差し指を離してみて下さい。
それはいつか人、他人は離れていくことを意味します。
次に親指を話してみて下さい。
それは、親ともいつか離れることを意味します。
小指も話してみて下さい。
子供もいつかひとり立ちして、離れていきます。
でも、残った薬指、そうエンゲージリングをはめ、永久の愛を誓ったこのお二方は、決して離れることはないでしょう。
ご清聴ありがとうございました」

ウソだ。
みんな離れる。

でも僕は、永遠が欲しい。
僕の想いは永遠だ。
だから想い出を大事にする。

僕の中に永遠がある。
それで、もういい。
後は刹那に生きるだけ。
自らの欲求に従い、自らの恐怖から逃げて生きるだけ。

それでいいじゃないか。

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今日、昨日会ったM子(25)とメール交換を何度も繰り返した。
明らかに、彼女は僕に惹かれていっている。

けれど考える。
「いいやん別に。彼女が僕と付き合いたがってるねんから」
「あかん。ウソついてまで。また苦しいだけやで」
「苦しくないよ。そんなに好きにならなければええねん」
「あかん。純粋な子やんか。辛い思いをさせるだけや」
「かまへん。どうせ忘れよる。すっかり忘れよる。」
「そんなんあかん。僕と同じ子だったらどうする?」

同じだったらどうしよう。
同じだったら大事にしないと。

矛盾と葛藤。
悩んだら、僕は上岡龍太郎師匠の教えに従う。
「悩んだら、楽な方にいけ」

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「でも、いいの?本当にそれで?」

女の子を泣かしていいの?
本当に好きな子ができなくていいの?
自分を見てもらわなくていいの?
本当に自分を好きになってもらわなくていいの?

本当は、一緒に泣いてもらいたいんでしょ?

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「ゆめゆめ夢見ることなかれ」

いやだ。僕は夢を見続ける。
「ゆめゆめ疑うことなかれ」

僕は、まだ想い出の中で生きている。

どうせ、誰にとっても、
いつも特別な時間は、そう長くは続かないのだから。

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今、彼女(りか28)は、お風呂に入っている。
僕にとって、彼女もお腹の子も、そして僕自身にも、実感がない。
生きている実感があまりない。
SEXしている時だけ、生きている感じがする。
他人が僕を感じてくれている気がして、少し生きている実感がする気がする。

僕はSEX依存症なんだろうと思う。

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秘メ(秘密メッセージ)あり

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